昼下がりのリモンチェッロ

あけましておめでとうございます。

石垣島も、昨夜はぐっと冷え込みましたね。
その方が、なんとなくお正月らしいな、って思うのは、
やはり私がナイチャーだからなんでしょうか。
元旦の今日、皆様いかがお過ごしですか？

新年の抱負とか、あれこれ書くのはやめにして
昨夜お店からくすねて持ち帰った、年越しのお酒が面白かったので、ご紹介します。

大晦日くらい、とっておきのお酒を飲みたい、と思ったのですが
一緒に飲む友人が
「やっっすい奴にして、安いヤツ。」
と、堅く意思表示をしてくれたので（涙）、南イタリアの赤を2本選びました。

私は寒さの厳しい気候の土地のお酒が好きですが、
今年はなぜか、秋ごろから気温が下がるにつれて、
暖かい太陽をたっぷり浴びたようなワインが飲みたくなり、
スペインや南イタリアのワインを、たくさん取り寄せてありました。

よくグラスワインに用いるシチリアのものを１本と、
もう1本は、試飲に購入してあった、これ。



イタリアの長靴の踵のあたりにあるプーリア州のワイン、
ONLY rosso Salento
http://item.rakuten.co.jp/winekan/4248/#4248

葡萄は｢黒くて苦い｣という意味を持つ品種、ネグロアマロ。
ワインの色は黒々していて、
２００６年なのに青色が強く残っています。
味わいも若々しい。
グラスで出されて収穫年を訊かれたら、きっと私の答は大ハズレです（笑）

赤にこだわり、ほぼ赤ワインのみの生産をしている作り手で
店では、ここの上級クラスのワインをリストに載せています。
「ゆっくりと、長時間かけて熟成していくタイプのワイン作りをしている」、
という説明を読みましたが、
こんなデイリークラスにも、その信念が貫かれているのでしょうか。
あと数年待ったら、素晴らしいワインになりそうです。

このようなお仕事を見るのって、感動的です。
大晦日に開けるワインとして、ふさわしい1本でした。

ああ、でも。
朝方まで飲んでいましたので、元旦の今朝は
なかなか最悪の目覚めでした。
いきなり反省猿な新しい年の始まり。


「きっと今年も、食べて飲んで終わっちゃうんだね」
・・・いつかの、友人からの年賀状に書かれてあった一言。むむむ・・・。


本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　MAD